「今日のフレンチスタートアップ: #Pyxo」 再利用容器貸し出しと返却システムのためのデジタルソリューション

ファーストフードなどに貸し出し用再利用容器を提供し、カストマーの返却をフォローし、洗浄、再利用を促すデジタルソリューションを開発するフランスのスタートアップ、Pyxo。
携帯アプリから参加レストランを探すことができます。(写真)
公園で仲間とランチを食べた時に大量の使い捨て容器のゴミにショックを受けたのが起業のきっかけだそうです。
具体的には、レストランに貸し出し用容器を配置し、テイクアウト用に再利用用容器を使用。
食事の後に容器を加盟レストランなどの返却場所へ返却してもらうシンプルなシステム。
各容器には、QRコードやRFIDチップのような形で、レストラン固有の識別子が付けられていて、食事が注文されると、この識別子が顧客(ポイントカードや銀行カードなど)にも付加され、フォローが開始。
カストマーが使用後に容器を返却するとフォローが解除され、デポジットは徴収されないシステムです。
回収された容器はクリーニングセンターに持ち込まれ、洗浄後レストランオーナーに返却されます。
再利用容器回収のための物流巡回はリアルタイムで報告され、Pyxoのアルゴリズムでコントロールし、チェーン全体(輸送、清掃、回収など)を最適化することでコストを抑えることができる仕組みだそうです。
ランニングコストは、レストランが負担し、カストマーは負担しないというのがスタートアップの考え方です。
Pyxo社のCEOであるBenjamin Periは、「Pyxo社の技術は、当社の革新的な独自ツールによる集中管理によって、最終的には1日1,000万食の食事の容器を再利用することができます」と述べています。
Pyxoは、ファストフード、ファストカジュアル、店内飲食、テイクアウト、デリバリー、消費財の各市場をターゲットとしています。
#再利用容器 #pyxo #フレンチスタートアップ

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