パリへ

さて、7月24日リヨンからパリへ出発!
バカンスの度に1000kmは軽く運転する私ですが、パリに車で行くのは実は生まれて始めて。
TGVで2時間で行けるパリに車で行く必要もありませんし、駐車状況や市内を車で普通に走れるにかなど、知らないことがあって、ちょっと不安。
ググってみると、ヴィニェットという車の排出C02量を証明するものが市内を運転するのには必要らしく、エコロジーに風が吹いているのを感じます。
CO2減少のために市内への車の乗り入れに制限があるとも聞きますしね。
とはいえ、この時期TGVはちょっと怖い(ソーシャルディスタンシングに点から)のと、パリの後にノルマンディーに行く予定があるので、車がないととても不便。
ということで思い切って車で行くことにしました。
走行距離は478km。
ほとんどが高速A46、A6なので1日で運転できる距離です。
ナビはGPS任せ。
なくても高速の表示にパリ方向はいつもありますから、迷うことはありませんが。
車の運転は2時間毎の休憩がお約束なので、お昼休憩をサービスエリアで。
お昼時に駐車スペースが直ぐに見つかるということは、普段に比べるとやっぱり人は少ないようです。
ずっと高速なので、110kmから130kmの制限速度で運転していきます。
だんだん運転に飽きてくることを除けば順調です。
いよいよパリ環状道路に入った模様、GPS任せなので、どこを走っているのかは、よくわかりませんが、セーヌ川沿いに出て、「着いたー!」とワクワク感が増してきます。
その後いきなり目の前にエッフェル塔が!
これは感激です。セーヌ川沿いを運転するのも初めてならば、運転していて目の前にエッフェル塔が現れるのもはじめて。
そして右側セーヌ川向かい側にはコンシェルジュリーが!ここはマリーアントワネットがギロチンにかけられる前に投獄されたことでも有名な場所です。
昔歩いて訪れましたが、まさか横を運転して通るとは。と横に来た車がトヨタなのがちょっと笑えます。
市内はとても空いていて、路肩を走る自転車に気をつけながら、GPS通りに進むと、今度はなんとグラン・パレ、そしてコンコルド広場。
まさかこんなところを運転するとは。さすがに市内に入るとGPSよりも車に速度の方が早く、何度か道を間違えるものの無事に9区内のホテルに到着。
荷物を下ろして、ちょっとゆっくりしたいところですが、早速街に出ます。
そうしなければお昼寝タイムになってしまいますし、ずっと車の中にいたので、外を歩きたい!
しかもパリ。
とはいえ、ホテルとその周辺の位置関係が全然わかりません。
とりあえず、適当に歩いていると、Bd. Haussmann オスマン通りの表示とでギャラリーラファイエットがあります。
ということは、オペラの近く?歩いて行ける距離なの?と段々位置関係が分かり始め、歩いてオペラ・ガルニエへ。
ということは、日本食レストランが立ち並ぶサンタンヌ通りも遠くないはずですが、パリまで来て和食を食べる必要もなく、(息子はお寿司大好きですが) オペラガルニエの前を通って、またもや適当に歩いて行くと、あれ?と思う小道が。
ラッキーなことに、レストランがたくさん立ち並ぶ丁度良さそうなところに出ました。
正面にガラス張りのマルシェ・サントノレという屋内マーケットがあり、その周りにたくさんレストランが集まっています。
金曜の夜とあって、広場にはたくさんの仕事帰りのアペロ、ディナーを取っている人々が。
私たちもその中で一番美味しそうなレストランを選んで夕食を取ることにしました。
さすが500km弱運転した後なので、ビールが必要です。
お天気の良い日のパリの宵を賑やかな気持ちの良いテラスで、やっと再会できた可愛い息子(でも成人笑笑)を前に、これぞ小さな幸せというものですね。
無事到着した満足感もあって、久しぶりのフランスでホッとすることもあり、食事を楽しみました。
周りにいる人達も楽しそうにしています。
こういう人の賑わいって料理をさらに美味しくしますね。
息子やレストランの方との何気ない会話。
リモートでは出来ない、人の体温を感じるコンタクトの持つ大切さをひしひしと感じます。
こうして、パリの1日目の夜は楽しく更けていったのでした。


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