手作り正月お飾り
一昨日パンナイフで指をぐっさり切り、4針縫った後日談です。
48時間水に濡らしてはいけないと、救急医の先生が言われるので、自分でシャンプーは避けて、短い髪で気持ちよく年末年始を過ごそうとシャンプー&カットに美容院へ。
幸い一度切ってもらったことのある美容師さんの予約が取れ、担当のレミさん(仏人男性30代)にニコニコと感じよく迎え入れてもらいました。持参した写真をもとにカット。
フランス人の美容師さんの対応には、大きく分けて2通りあるように思います。
私が日本人だと言うことにポイントをおいての接客する美容師さん
他のお客さんとまったく同様の接客する方
日本人の髪質はフランス人の髪質に比べると、硬いし、量が多く、髪の生え方や、つむじの感じが違うので、慣れていないと少しやりづらいかもしれません。
「かたーい」と文句言いながらカットする人もいれば、「全然平気」という人もいて、対応は千差万別。人柄がものをいうという感じです。
今までにお願いしたことのある美容師さんは軽く10人を超えます。
美容師さん探しは東京もそうですが、リヨンでもなかなか難しいです。
私は、ごく普通の1人のお客さんとして対応してくれる美容師さんの方が好きで、楽。
今回髪をカットしてくれたレミさんは、完璧に2番目のタイプ。
ごく自然な接客が心地よい方。
私は人呼び体質なので、私が行くと混みだし、昨日も次から次へ予約あり、予約なしのお客さんが訪れてきます。
カットしながら、ちょっと失礼と来店したお客さんをさばいて行きます。
その中にはビズ(頬にチュとすること)するほどの親しいお客さんも。
レミさんの自然な接客を見ながら、起業には(多分彼はオーナーではないと思いますが)地元に溶け込むことが大事だなと思いました。
LinkedIn やSNSのweb上のつながりは効果満点で大切ですが、やっぱりリアルに共存共生していく地域、地元の起業家たちとのつながりや助け合いも大事にしていきたいとレミさんを見て思いました。
今までは考えませんでしたが、カットしてもらう間にも、私が何をしている人間かを話し、知ってもらう、そういうつながり作りのきっかけを作って、私も機会があれば、相手のビジネスを口コミなどでお手伝いする、このようなリアルでちょっとアナログなつながりも温かくて大事だと感じました。
来年は、もっともっと地域に溶け込む努力をして、「私は日本人だけどリヨン人」と言えるようになろうと思います。
日本人女性の友人でアンティークインテリアショップをしている人がいて、彼女がお店でお客さんに「何年フランスに住んでるの?」
と聞かれた時に「20年、もう気持ちではリヨン人なんですよ。」と言うのを聞き、やっぱりそういう風に相手と共通要素を自然に話題に盛り込むことは大切と思ったことを昨日は思い出しました。
私は日本人だけど、リヨン人。来年はこんな風に人に話してみようと思います。
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