夏のバカンスを利用してプロヴァンスに行ってきました。
今回訪れた街は下のマップの青い丸印のあるところです。
もちろんワインテイスティングもしてきましたよ!
プロヴァンスは地理的にはプロヴァンスですが、ワインのAOCから言うと、ローヌ・ヴァレー南に属します。
AOCプロヴァンスで生産されるワインの90%はロゼワインでフランス1番のロゼワイン産出地です。
今回訪れたリュベロン地方は、 AOCではローヌヴァレー南なので、赤白ロゼの3種類のワインを産出しています。
リュベロンAOCで栽培が許可されているぶどう品種は、
赤とロゼでは、シラー、グルナッシュノワール、ムールヴェードル、カリニャン、サンソー、そして白ワイン用に栽培されるブドウ品種を、赤ワインには最大10%、ロゼワインには最大20%ブレンドすることが許可されています。
白ワイン用のぶどう品種は、グルナッシュブラン、クレレット・ブランシュ、ヴェルメンティーノ、 ブールブーラン、ユニブラン、ルーサンヌ、マルサンヌ、ヴィオニエです。
AOC リュベロンは 3 色のワインを生産しています。赤ワインは、黒い果実、トリュフ、皮革、下草の香りがあり、風味豊かなワイン、ロゼワインは表現力豊かで、いろいろな料理に合わせやすく、白ワインはブドウの桃、アプリコット、ライムの花、ハニーサックル、フローラル、アロマティックでありながら、ミネラルがあって、調和のとれた味わいの繊細なノート。
(リュベロンAOCのサイトより引用)
今回訪れたのはオーガニックの若手の作り手さんのワイナリー。
まだできて10年ちょっとの若いドメーヌ、「ドメーヌ・マロリス」
赤白ロゼの3種類のワインを全てテイスティングさせていただきました。
私が1番驚いたのは、写真1番右の赤。フィルターなしのナチュラルワインとも呼べるもので、夏用に11℃程度に冷やして飲むタイプ。
ボジョレーのフルーティーなライトタイプのワインも冷やして飲めますが、こちらはグルナッシュノワールとサンソーを使い、オーガニックらしくスキっとした飲み口で、でも適度に複雑さがあり、暑い夏に白とロゼだけではちょっと物足りないと思う人にぴったりの赤だと思います。
今回こちらに立ち寄ったのは、8月に行うリヨンでのワイン会用のロゼワインを探してのことでしたので、
ロゼワインももちろんテイスティングしました。ロゼワインのぶどう品種はグルナッシュ・ノワール40%、ムードヴェール35%、シラー15%、サンソー10%で、ライトでありながら複雑な味わいで、シンプルなロゼワインではありません。
こちらはフィガロヴァンの評価で90ポイントを弾き出していることからも、丁寧に作られたロゼであることがわかります。
白はアロマティック品種を使っているのですが、適度な酸味とミネラル分が効いていて、べたっとすることがなく、華やかさがありながらも、すっきりした飲み口。
まだまだ知名度の低いリュベロンAOCですが、そのポテンシャルの高さを感じました。
次回は友達とみんなで一緒にテイスティングに来てみたいと思っていますご一緒にいかがですか?
リュベロンのイメージを伝えるヴィデオは下から。
https://youtu.be/icntLbLntX8
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