6月30日からソルドが開始!
いよいよ夏に突入といった感じのフランスです。
先週の木曜日6月17日から、屋外でのマスク着用義務がなくなって以来、息がしやすくなったのは本当ですが、少し気が緩み始めている感が無きにしも非ずです。
もちろん、未だにお店に一歩入れば、マスク着用、ディスコや、屋内コンサートなどは解禁されていませんし、大型店舗では歩く方向が決まっていたりします。
とはいえ・・。
屋外マスク着用義務がなくなって4日後の6月21日にはフェット・ド・ミュージックという町中に音楽が溢れるミュージック・フェスティバルの日がありました。
例年よりもおとなしいとはいえ、夕方のリヨンの街のそこここで音楽が聞こえ始め、人々は踊っていました、もちろんマスクなしで。笑
義務ではなくなったとはいえ、いきなり人込みでマスクをしないで踊っている人々を見るとちょっと大丈夫なのかしら?と思っていると。
ランド地方(ビアリッツのある地方とボルドーのある地方の間に位置するアトランティック海際の地方です。)でデルタ型(インド型)がメインのクラスターが発生。
一気にこの地方での感染数がはね上がりました。
今日、カステックス首相が対応策について声明を出しました。
5月初旬には、感染率が大変低かった、ランド地方ですが、現在の感染率はフランス平均を上回る77人/10万人。感染者のうち大半はインド型(デルタ型)。
ダックス市に近い、ある老人ホームでは、1つの老人ホームから、23人の入居者と6人の従業員が感染しました。(ほとんどがデルタ型)
このようなクラスターがヴィールスが流行する原因になっているのではないかと推察されています。
しかしながら、喜ばしいニュースも。
このホームの感染したご老人たちは、ワクチン接種を受けており、そのおかげか、今のところ誰も集中治療室に入院する必要はないそうです。
カステックス首相の声明でも、やはり一番の予防策はワクチン接種で、英国でのデルタ型の流行を観察すると、ワクチンはこの変異型にも有効であると考えることができるそうです。
それ以外の7月1日まで行われる、ランド地方においての集中対策は:
基本はいつも同じで、テスト→アラート→隔離。
1万4000個のテストをランド地方用に用意、テストを徹底することで、早急に感染者を発見し、アラームを発令し、隔離するという対策を打ちます。
ランド地方はワクチンの接種数は多い方だそうですが、この流行はまだまだ全体免疫には遠いことを示しているので、まだ接種を受けていない人は、ワクチン接種を受けて下さい、ワクチンが一番有効な予防策と繰り返していました。
本日のカステックス首相の決めセリフは「ヴィールスを恐れて、ワクチンを恐れず」
その件とは別に夏のバカンス期間中の予防策が、一昨日のニュースで取り上げられていましたので、少しご説明したいと思います。
夏のバカンス期間中、バカンス地で検査キットの無料配布が予定されています。
配布予定数800万個。
街頭、バカンス先のキャンプ場、ジムなど、人の集まりやすい場所に、検査キット配布所で設置され、無料配布されます。
このほかに、夏の間、感染防止対策を保持するためにメディアターと呼ばれる人々が、疑いがあった際には早急にテストを受けるようにキャンペーンを打ったり、ポジティブであった場合にはアラートを出す、また隔離をすることなどを指導して回ります。
目的は、気の緩みがちな夏の間も、感染防止対策をきちんと行うこと、疑わしければすぐにテストを受け、早期感染発見とアラートを出し、隔離することによって、クラスターの発生を制御することにあります。今日の声明と同じ内容です。
このまま、気を抜かず、上手く夏を乗り越えられると良いなと思います。
私の2回目のワクチン接種は来週です。
2コメント
2021.06.25 04:22
2021.06.25 00:24