ロックダウン解除現状のおさらい 

昨日のリヨンは30度を超す猛暑でしたが、今日は強風で14時現在27度。

かなり過ごしやすくなっています。

昨日、2021年6月16日に、カステックス・フランス国首相から、ロックダウン解除内容の変更について発表がありました。

内容は以下の通りです。

1. 今日から、混みあっている場所などの特別な場合を除き、屋外ではマスクの着用が義務ではなくなりました。うれしい!


2. 夜間外出禁止令、現行の門限は23時で、この施行が6月30日案で予定されていましたが、こちらも早まり、今度の日曜日20日から夜間外出禁止令解除になります。


ここにきて、ワクチン接種が進んだこともあり、最近は状況がかなり改善されていることが、解除が早まった要因となっています。


ちなみに昨日の感染数は3058

リヨンのあるオーヴェルニュ・ローヌ・アルプス地方で1回のワクチン接種を受けた人の数:370万人

フランス全体:3081万人

ローヌのICU稼働率29% (フランス全体37%)


かなり良い感じで推移してきていますね。


6月9日に変更された事項について少しおさらいをしてみたいと思います。

フランスへの入出国に関して、世界地図が3色(グリーン、オレンジ、レッド)に色分けされています。


グリーンカテゴリー:

ヴィールス(変異種含む)の流行が見られない国。

日本はこのグリーンカテゴリーに入っています。

このカテゴリーの国からフランスへ入国する場合の条件は以下の通りです。


1. ワクチン接種が完了:

フランスで認可されている4種類のワクチン、ファイザー、モデルナ、アストラゼネカ、ジョンソンエンドジョンソンの接種が完了しており、前者3ワクチンに関しては、2回目の接種から2週間以上、1回接種のジョンソンエンドジョンソンの場合、接種後4週間が経過している場合をワクチン接種終了と言います。

ワクチン接種が終了している場合は、入国動機は問わず、搭乗前のPCRテストも不要、入国後の自主隔離も不要、入国後のテストも不要です。

つまりはコロナ以前の自由さになっています。


2. ワクチン接種が未完了

入国動機は問われませんが、飛行機搭乗前72時間以内にPCRか抗原テストを受け、ネガティフであることが必要要件となっています。

入国後のテスト、自主隔離は必要ありません。


以前は、搭乗72時間前のテストネガティフ証明書はもちろんのこと、入国後7日間の自主隔離、自主隔離後のPCRか抗原テストを受けるという内容の誓約書にサインをさせられました(でも誓約書のチェックはなし。笑)から、随分と緩和されました。


つまり、大方の日本人は2021年6月17日現状、ワクチン接種は完了していないと思いますが、そういう場合でも、搭乗前72時間以内にPCRテストか抗原テストを受け、ネガティフ証明をもらっていれば、フランス入国は可能で、入国後の条件は特にないということです。


オレンジのカテゴリー

ヴィールス流行はあるものの、制御出来ていて、注意を要する変異種の流行がみられない国


1. ワクチン接種が完了(条件は緑と同じです。)

搭乗前72時間以内に PCRテストか抗原テストを受け、ネガティフ証明をとることのみ。


2. ワクチン接種が未完了

入国動機が、オレンジカテゴリ―の国からの入国動機として認められている動機に適っていること。

搭乗前72時間以内に PCRテストか抗原テストを受け、ネガティフ証明をとること。

入国後7日間の自主隔離

到着時にPCRか抗原テストを受けること

ちなみに北米、中国、アフリカの大多数の国はオレンジカテゴリーです。


レッドカテゴリー:

ヴィ―ルス流行中で、注意を要する変異種の存在が認められる国


1. ワクチン接種が完了(条件は緑と同じです。)

レッドカテゴリ―の国からの入国動機として認められている動機に適っていること。

搭乗前48時間以内に PCRテストか抗原テストを受け、ネガティフ証明をとること。

入国後7日間の自主隔離

到着時にPCRか抗原テストを受けること


2. ワクチン接種が未完了

レッドカテゴリ―の国からの入国動機として認められている動機に適っていること。

搭乗前48時間以内に PCRテストか抗原テストを受け、ネガティフ証明をとること。

入国後14日間の自主隔離

到着時にPCRか抗原テストを受けること

となっています。


各国のカテゴリ―は上の地図をご覧ください。


これからは、1000人以上が集まるイベントなどには、パス・サニテール(ワクチン接種状況、PCR検査、抗原検査結果をダウンロードできて、必要時に提示できる携帯用アプリ)か、紙による証明書の提示が必要になってきます。


とはいえ、ディスコも屋内コンサートもまだまだご法度。


状況はかなり改善に向かっているとはいえ、これからも気を抜かずに感染対策は、きちんと実行していきたいと思います。

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