タヴェル

2月のバカンス中のお天気の良い土日を使って1泊の小旅行に行くことに前日決めて事前準備なしで出発!

目的地は前から行きたいと思っていたシャトーヌフデュパップ、ゆっくりと田舎を周りリフレッシュ出来ました。

この時期週末開いているワイナリーは少ないので、ワインテイスティングは、次回のお楽しみにすることにして、ドライブとのんびり田舎を楽しむことにしました。
今回使った車はフィアット500ハイブリッド。
小さいながらもキビキビと小気味良いドライブを楽しむことができました。

ローヌ川を渡った反対側にはロゼワインで有名なタヴェルとリラックがあるので行ってみました。

きれいな田舎。ブドウ畑の端っこでピクニック。
目の前にヴィエイユヴィーニュや、針金に結び付けられて剪定が終わったブドウの木が並んでいます。
これから芽吹きを待つのですね。
今年は遅霜がないことを祈ります。
通りかかったタヴェルワイン組合が開いていたので、テイスティングをさせてもらいました。
ここでも新たな発見。
砂地、平たい石地層、ガレルレ(シャトーヌフデュパップに似た大きな丸い石の地層)の3つのロゼの飲み比べ。
タヴェルは9種類のセパージュが許可されていて、アサンブラージュの差は少しあるそうですが、3つともメインのセパージュはグルナッシュ、シラー、サンソーなど。
全てvignerons engagés の環境ラベル付きでした。
まさに地層による味わいに差を楽しむテイスティングでした。
すべてのワインがvignerons  engagésという環境ラベル付きです。

石が入るとミネラル分が増して、ちょっと塩味を感じたり、酸味がキュッとくる感じになります。
砂地の少し甘みを感じる飲みやすさに比べて、全体にキュッとなりつつ、個性が生まれる感じです。
石も平たい石とガレルレでは、ミネラルの感じが違い、ガレルレはエレガントな丸みと深みを帯びた感じになります。
プロヴァンスのロゼに慣れていると新鮮です。
この後、隣の方々がオーガニックとリラックを飲まれていたので、それも飲ませて頂きました。

オーガニックの共通点はスッキリ感。酸味とミネラル感がスッと立つ感じになり、ピュアな印象が加わります。
これはオーガニックワインを飲む時に感じる共通点かもしれません。
塩味も感じました。
リラックはタヴェルに比べるとライトで素直な印象。
やっぱり土ってすごいですね。
そしてそれぞれが個性を持つワインの魅力にますます実感したのでした。
また春にじっくりワイナリー巡りをしようと思います。
この濃いきれいなチェリー色がタヴェルの特徴。
ロマンチックな機会にピッタリです。

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